作用機序

最近「腸管免疫」とか「パイエル板」という言葉を耳にしますがどういうことですか?テトウストレ茶とも何か関係がありますか?


● かつて腸管は、「消化吸収のための器官」とだけ考えられていました。しかし、免疫学の進歩に伴って「腸管免疫」と呼ばれる免疫機構が重要な働きをもつことが分かってきました。今では、腸管に存在する免疫細胞の数は体全体の50〜70%もあることが判っています。小腸の粘膜で、その免疫細胞が集まっているのが「パイエル板」です。
● パイエル板に存在する細胞は、小腸に入ってきた異物を積極的に取り込んで情報を収集し、病原体の排除や植物由来タンパク質および常在菌にアレルギーを起こさないなどの情報処理を行って、私たちの免疫力に貢献しています。
● テトウストレ茶が直接的に腸管免疫に関わっているとは思えませんが、テトウストレは天然自生の植物であることから、樹皮の成分のほかに自生地の環境から附随して取り込まれたものが飲用者の免疫機構に貢献していることは充分に考えられます。


カテゴリ:作用機序